皆さん、こんにちは。
一般社団法人 社会整理士育成協会の鈴木です。
近年、ペットの医療やフードの進化により、犬や猫の平均寿命が大きく伸びています。
6月3日付の日本経済新聞でも「ペット長寿化『介護』に備え」と題して特集が組まれ、高齢化したペットに対する介護ニーズや、飼い主自身も高齢者となる「老老飼育」問題が取り上げられていました。
社会整理士育成協会では、これらの社会的課題を世間の人に知って頂きたく「ストップペットの孤立」に関する取り組みを行っている団体様やこういった記事を情報発信しております。
高齢化するペットと飼い主 〜 老老飼育の現実 〜
記事によると、犬の平均寿命は約15歳、猫は約16歳とされ、老犬・老猫ホームの需要も急増しているとのことです。
実際に「届け出出数」もここ数年で右肩上がりに増加しているグラフが掲載されていました。
また、飼い主自身が高齢化することで、「自分も介護が必要」「ペットの世話が困難」といったケースも増えており、医療費や介護費用の負担が大きな問題になっています。
ペットの孤立死というリスク
当協会の運営会社(美鈴環境サービス)の現場活動でも、飼い主が突然倒れたり入院したことでペットが取り残される「ペットの孤立死」という深刻なケースを見た経験があります。
特に以下のような状況が見受けられます:
- 高齢者が独居でペットを飼育 → 急病で入院 → ペットが家に放置
- 誰にもペットの存在が知られていなかったため、助けが届かない
- そのそも、ペットを飼ってはいけないマンションで内緒で飼っていた
- ペット自身が衰弱し命を落とすケースも

*画像は孤立死現場に遺されたワンちゃんが食べ物が無く草履を食した様子
これを防ぐには「地域でペットの見守りネットワークを作る」ことや「飼い主のもしもの時に備えた情報共有(エンディングノートやペットノート)」「安心して預けられる居場所」が重要です。
社会整理士育成協会の取り組み
私たち一般社団法人 社会整理士育成協会では、
【ストップペットの孤立】という旗印のもと、以下のような活動を展開しています。
- 「ペット見守り支援」活動されている団体様の紹介
- ペット情報に関するエンディングノートの推進
- 行政や福祉関係者との連携
- 遺品整理・生前整理現場でのペット確認徹底
まとめ 〜これからのペットとの共生に必要なこと〜
私も個人的に家に帰ったらトイプードルに癒されているので、ペットの長寿化はとても喜ばしいことです。一方で、その背景には新たな社会問題も生まれています。
「飼い主が高齢化しても、最後まで安心してペットと暮らせる社会」
「万一の場合にも、ペットが孤立せず安全に保護される社会」
私たち社会整理士育成協会は、そうした未来を望んで、出来る活動を続けています。
もし「ペットの孤立対策」や「老犬・老猫ホーム」「ペット介護」に関心がある方、
自治体や地域の方々と協力したいとお考えの方は、ぜひ当協会までお問い合わせください。
一緒に考えていきましょう!
そして「ストップペットの孤立」を実現しましょう!
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