ご遺品整理で注意すること

正しい知識で終活・相続対策をして頂くために、
日々、セミナー等で発信しております
社会整理士育成協会の鈴木です。

本日は、ご遺品整理で注意することについて
お話させて頂きたく思います。

【ご遺品整理で注意すること】
皆さん、ご遺品整理って
死後の事務手続きなども済んでからで、
1番最後の作業になるので大変だと思います。
例えば、遺品整理をせずに、
不動産売却であったり、
賃貸契約の打ち切りなどの話を
先に進めてしまうと、
時間が無くなるため、

全処分

という依頼になってしまうことが大半です。

ここで遺品整理の時に、
もっとも注意しないといけないのは、
子どもや孫のために遺していた
大切なモノや想いがを捨てられて
しまうということです。

もし、「全部処分してください」と依頼すると、
業者さんは、すべて不用品として扱うので、
ゴミ扱いとなります。
良心的な業者さんであれば、
少しは気を利かして見てくれるかもしれませんが、
期待はしない方が良いと思われます。

さらに、現金や貴重品が出てきた場合、
無断回収される可能性もあるのです。

というわけで、
遺すべきモノは、必ず事前に把握をして、
業者さんにお伝えすることをおすすめします。

もう1つ、注意しないといけないのは、
相続放棄をした人や法定相続人でない方です。

相続放棄をしたら、
相続人で無かったということになります。

基本的に、家財整理をしてはいけません。
価値のないモノの整理は、
問題ないのかもしれませんが、
相続人が、「あの宝石が無い」と言えば、
真っ先に疑われるのは、
事前に片付けをした者になるので注意してください。

また相続人では無い、
子の配偶者が、介護と同時に、
良かれと思ってお片付けをしても
同様のことが起こりますので、
気を付けてください。