少額で争う相続(前編)

皆さん、こんにちは。
社会整理士育成協会の鈴木です。

今日は、

「笑顔相続で日本を変える」

でおなじみの一橋香織先生の
ブログをご紹介したいと思います。
前編と後編があります。

あと、こちらは一橋先生の会社
一般社団法人 全国遺言実務サポート協会
オフィシャルサイトです。

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【ブログ】

私が実際に経験した案件の中でも
一番少額で揉めた案件をご紹介したいと思います。

相続コンサルとしてまだ駆け出しの
約10年くらい前の案件です。

当時仲良くさせていただいていた司法書士から

『僕では相続人さんとの調整が
うまくできないので、家族会議に
同席してもらえませんか?』


と連絡がありました。
お母様が亡くなり定期預金200万円の引き出しが
遺産分割が難航してできないと言うのです。

相続人は6人。
70代前半の長女から五女プラス一番下が
60歳くらいの長男。

凍結している定期預金は200万円なので
一人33万3333円・・・
割り切れません


ですが、
誰一人として1円も譲歩できない
ということで揉めていたのです。
このままでいくと全員が
弁護士を付けて最後の一円まで争うというので、
何とかそうならないように解決できないか?
ということで私が呼ばれました。


そこで、
お一人お一人から事情や想いを
個別にヒアリングしました。

ここで全員同席で話を聞くと
必ずお互いが自分を正当化して
揉めはじめます。

一人ずつお話を伺った方が本音も出ます。
自分の想いを吐き出すことで
気持ちの整理もできたりします。

本当にお一人お一人が
抱えている不平や不満が
吐き出されてきました。

長女は
『私は6人きょうだいの一番上で中学を出てすぐ働き
家に仕送りもしてきた。ずっと家の犠牲になってきたので
もうこれ以上、我慢をするのは嫌なんです。』

とおっしゃいました。

三女は
『いつもいつも長女は偉そうで、命令口調。
昔のことを恩に着せて本当に嫌い!
姉には譲歩したくない。』

と本当に吐き出すようにおっしゃいました。

6人それぞれから話をお伺いして
気持ちが落ち着いたところで
全員に仏壇の前に座っていただき
目を閉じてもらって


『この光景をあの世でご両親が見て
いらっしゃったらどう思われるでしょうか?』


と静かに話させていただきました。

その時に
性格が一番きつい三女さんが叫んだのです。

死んだ人間は関係ないわよ(-_-;)

後半戦へ続く~


ブログを読んで、どう思われましたでしょうか?

1円たりとも譲歩する気がない

これは、普通ではありませんよね。
専門家の皆さまだったら、
この場をどのように対応されるのでしょうか?

また、この兄弟と同じ想いの方は、
誰かが折れるまで、永遠に争いますか?
あなたの時給は、何銭レベルですか?
もともとお母さんのお金ですよね!

後半戦が楽しみです!

一橋先生は、3,000件の相続・マネー相談を
受けて来られた方で、メディアでも著書でも
大活躍されている先生でございます。

私も
「笑顔相続で日本を変える」

この志しにひかれて、
孤立死を無くしたい気持ちが強くなりました。

こちらが、一橋先生の本丸

笑顔相続コンサルティング株式会社
オフィシャルサイトです。

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