皆さん、こんにちは。
社会整理士育成協会の鈴木です。
今日も、
「笑顔相続で日本を変える」
でおなじみの一橋香織先生の
ブログ後編をご紹介したいと思います。
こちらは一橋先生の会社
一般社団法人 全国遺言実務サポート協会
オフィシャルサイトです。
ホームページ
【ブログ】
一瞬で場の空気が険悪になるのを感じましたが
そこは動じず、また否定もせず
『そうですね・・亡くなった方は関係ないですね。
あの世もあるかどうかわかりませんし。』
そのあと、間を少し長めに取りました。
『では、もう一度、目を閉じてください。』
またぁ~?という三女を無視して
少し今度は語気を強めてこう言いました。
『あの仏壇の中にいるのは皆さんです』
『想像してください
今、揉めているのは皆さんのお子さんです。
この光景、親としてどう思うんですか?』
仏間はシーンとなり、
しばらく沈黙が続きました。
時間にしてそれでも1、2分が
やけに長く感じました。
こういう時、何か言いたくなるものですが
私もじっと耐えていました。
口火を切ったのは長女。
『私が折れます』
『やはり私は長女だし、
これ、自分の子にされると思うと
辛いですから・・』
ということで、
遺産分割が完了し定期預金の200万は無事に
分けることができました。
この件は何とか解決しましたが
いつも上手くいくわけではありません。
では、この案件はどうしておけばよかったのか・・
やはり、親が元気なうちに
*自分の預貯金を誰にいくら、
どういう理由でそのように分けようと
思ったのかを事前に、
*子を全員呼んで想いを伝えておくか
遺言【自筆でもいいので】を遺し、
分け方の理由についてはやはり付言に書くか
*せめてエンディングノートがあれば
こんなに揉めたりはしなかったと思います。
(それでも揉めるときは揉めますが・・)
そもそも揉めるのは
親の気持ちがわからないのと
(どう考えていたのか)
圧倒的なコミュニケーション不足が
原因にあると思います。
日本は戦後、法定相続という考え方が
民法改正で常識とされました。
戦前は家督相続で、
親や親族(きょうだい)の面倒を全てみる!
その代わりに全財産を相続しました。
権利と責任がセットだったんですね。
それが、戦後に民法が改正されて
法の下の平等精神に基づき
親の面倒を見ていても見ていなくても
平等に分けるのが当たり前だ!
と解釈されるように・・
実はそんなことないんですけどね。
というお話はまた!
後日、長女から
『有難うございました』
のお手紙を頂戴しました。
手紙には三女さんは相変わらずだそうですが
少しきょうだい仲が良くなったと書いてありました。
それを読んで少しはお役に立てたのだなぁ~と
嬉しくなりました
https://ameblo.jp/egaosouzoku1201/entry-12597666962.html
平等に分けなければならない
と間違った認識が広がってしまったことを
もう一度、正しく
「そうではないんだよ」
と広めようと活動してくださっているのが、
相続診断協会の小川代表や
全国相続診断士会 会長の一橋先生
そして、全国の相続診断士のメンバーであります。
笑顔相続®で日本を変える
私もこの合言葉で、
孤立死ゼロにしたいという
きっかけの1つになりました。
後日、当会の新しい取り組みを
お知らせしたいと思いますので、
楽しみにしていてくださいませ。