故人データがさまよう時代に(上)

デジタル遺品整理というものを
皆さまはご存じでしょうか?

聞いたことはあると思いますが、

・どのような場面で必要か?
・実際どのような手続きをすれば良いのか?
・もし、しなかったらどんなことが起こるのか?

分からないと思います。
その中で今日は、

どのような場面で必要か

をお話をしたいと思います。

では、このデジタル遺品整理は、
一体どういう場面で必要かと言いますと、

まず、資産価値のある機器関連がある場合です。
証券口座やネットバンキングは要注意です。
相続時に未発見になっていても、
徐々にプラスの財産(積極財産)や
マイナスの財産(消極財産)が発覚し、
最悪な場合は相続で争う、

争族になってしまいます。

さらに、今後心配なSNSやブログをしている場合です。
乗っ取りやなりすまし被害が、
今よりももっと増えることが予測されています。
知らない間に、悪用されて独り歩きする危惧があるのです。

それから、ネットオークションや有料アプリ愛用者です。
これも前述同様に、乗っ取りやなりすましが考えられますし、
使用料金が滞納されていたり、自動引き落としによる
トラブルもあります。

AIが、これから益々普及され、便利な時代になる一方、
新たに、このようなトラブルも起こるのは、
仕方がないのですが、やはりモノの片づけや遺産の相続同様に、
生前対策が必要になってきます。

臓器提供の場合は、免許書の裏に記入欄がありますが、
このような機密情報は記載することはできません。
では、何に記載しておいたら良いでしょうか?

というわけで、
生前対策とエンディングノートは
セットと考えることをおすすめします。
時には、遺言書に記載する必要があることも・・・。

このエンディングノートがもっと普及しないと
デジタル遺品整理で困る人が続出してしまいます。

でも、このエンディングノートの普及に精一杯
働きかけている社会整理士がいますので、
何なりとご相談ください。

それから、
引き継ぎたくないデータもありますよね。
そういうものは、抹消しなくてはならないです。

誰でも秘密があります

次回は、秘密がバレた時にどうなるのか?
今までの事例もふまえてお話したいと思います。


 

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