厚生労働省の報告書に沿って考えよう8

皆さん、こんにちは。
社会整理士育成協会の鈴木です。


今日のYouTube動画では、

ストップ孤立死part.55
厚生労働省の報告書に沿って考えよう

高齢者が1人でも安心して
暮らせるコミュニティづくり その8


についてやっていきたいと思います。

 

前回は、
1.深刻化し、増え続ける「孤立死」

2)なぜ「孤立死」が発生し、
  社会問題として認識されるようになったか

 

 ア 「孤立」の背景

(ア)家族構成・人口構造の変化

から2つの文章を読み上げ、
当会が開催したおもいやりの学校演劇祭
と合わせてお話させて頂きました。


今回は、居住形態の変化

というところで2つの文章から
考えていきたいと思います。

従来は地方を中心に
戸建持ち家が一般的であったが、
戦後の産業構造の変化の中で、
核家族化の進行による小家族化や
都市部における地価の高騰などにより、
特に大都市地域においては
借家住まいやマンション居住が急増した。

こうした居住形態は、
隣り近所付き合いの
煩わしさから逃れ、
匿名性を求める都市住民の意向に
合致するものではあるが、
まさに、その故に近隣意識が希薄化し、
地域社会とのつながりが途絶え、
「孤立」した暮らしにつながることとなる


と書かれています。
※平成20年厚生労働省報告書


最近、戸建てから
アパート・マンションに
お引越しされるご夫婦が増え、
生前整理をされる方が
非常に増えているように思います。

その時に、ご依頼者から聞く言葉は、

・1人でこんな大きな家に住んでいるのが怖い

・掃除が大変(これは奥さまがおっしゃます)

・売れるのであれば、早めに不動産を売却したい


などです。

そして、

「本当は狭い所に引っ越しするのは嫌なんだけど・・・」


と付け加えられる方も少なくはありません。

私は、戸建てに住んでおり、
昔から自治会にも入ってますし、
役も順番に回ってくるので、
あまり、隣り近所の煩わしさなどは、
土地柄無いのですが、

もし、私がマンションに引っ越しして、
おひとり様だったら、普通に考えて、
孤立すると思います。

だから、以前からお話しているように、
マンションやアパートも何も変わらず、
今のままであれば、

おそらく孤立死される方は
この先、どんどん増えていくので、
何か強制的でも変わらないと
いけないのではないかと思うのです。


私は孤立死現場の

遺品整理や残置物の処分の
仕事をしていますが、
マンションやアパートは、
95%くらいといっても
いいくらいの依頼率です。

それに比べて
戸建ては圧倒的に少ないです。

孤立死は、
一昨年より昨年、昨年より今年と年々、
ご依頼が増えており非常に辛いのですが、
早く、綺麗にしてあげないと
お亡くなりになられた方も
ご遺族も可哀想ですし、
そして隣人やオーナー、管理会社も
お困りになられていますので、
出来るだけ早くしてあげないといけません。


これからも
このシリーズをやっていくのですが、
法の力を借りてでも変わらないと
いけないと私は思っています。


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