皆さん、こんにちは。
社会整理士育成協会の鈴木です。
認知症の方に寄り添うために、私たちができること
「あれ?このマット、穴があいてる…」
「あの人は誰?」
「部屋の中に何かがいる!」
これらは、認知症の方が日常生活で実際に感じている“世界”の一部です。
先日の新聞記事によれば、認知症は脳内のたんぱく質が原因で、物の見え方や認識、記憶が変化し、混乱や恐怖心を引き起こします。
私たち社会整理士育成協会は、こうした現実を理解し、安心できる環境づくりに取り組んでいます。
「見え方が違う」ことを知る
記事によると、認知症の方にはこんなことが起きます。
- 床やマットの模様が穴や段差に見える
- 人の顔や物の判別が難しくなる
- 実際にはないものが見える(幻視)
これらは本人にとって、とても現実的で怖い体験です。
「なぜできないの?」ではなく、「そう見えているんだね」と受け止めることが第一歩です。
混乱や恐怖心が行動に影響する
突然立ち止まる、進むのをためらう、拒否的になる──
これらは認知症による混乱や恐怖心が原因のこともあります。
家財整理や環境改善をする際も、
✅ 色や模様をシンプルにする
✅ 段差やマットの色を工夫する
✅ 動線をわかりやすくする
ことで、安全と安心を両立できます。
14のリスク要因と「予防できること」
記事では、認知症のリスク要因が14項目挙げられ、45%は予防可能とされています。(記事の図表より)
ライフステージ別 認知症リスク要因と寄与割合(合計約45%)
【若年期(18歳まで)】
- 教育不足(3%)
【中年期(45〜65歳)】
2. 難聴(7%)
3. 外傷(頭部外傷)(3%)
4. 高血圧(2%)
5. 肥満(1%)
6. アルコール過剰摂取(1%)
7. 喫煙(5%)
8. うつ(4%)
【高年期(65歳以上)】
9. 社会的孤立(4%)
10. 糖尿病(1%)
11. 大気汚染(2%)
12. 視覚障害(2%)
13. 難聴(再掲)(2%)
14. 運動不足(2%)
※パーセンテージは記事図表の推計寄与割合です。
私たちの活動「予防整理(プレ家財整理)」も、
✅ 転倒リスクの低減
✅ 社会的孤立の防止
✅ 会話・交流のきっかけ作り
という形で、認知症予防に貢献できます。
家のお片づけは「安心の処方箋」になる
認知症の方やご家族から「家の中を整理したい」という相談を受けることがあります。
ただ単にお片づけするだけではなく、
✅ 動線の安全確保
✅ 探し物の時間削減
✅ 不安を減らす視覚環境の整備
を意識することで、日常生活の質が大きく変わります。
支える人も支えられる社会へ
認知症は本人だけでなく、ご家族や支援者にも負担がかかります。
だからこそ、地域全体で支え合う仕組みが必要です。
私たちは、
- 家財整理を通じた環境改善
- ボランティア活動による地域交流
- 高額請求を防ぐ適正サービスの提供で、認知症の方とその家族を守ります。
理解が安心を生む
認知症の方の“見えている世界”を知ることで、接し方や環境づくりは大きく変わります。
家のお片づけは、単なる整理整頓ではなく、安心して暮らせるためのケアです。
もし身近な方に認知症の症状が見られたら、家の環境を見直すことから始めてみませんか?



