特殊詐欺は、分かっていても騙される

高齢者も元気で働けるしくみを考えている
社会整理士育成協会の鈴木です。

他人事だと、

引っかかる方も悪い!

と思う詐欺被害。

しかし当事者は、
いざ、その場面になると、
分かっていてもだまされる。
つい、冷静さを失ってしまうと
おっしゃるとのことです。(某元金融機関関係者)

オレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺の
日本全国における昨年の被害総額は、
約356億円と先日お話しました。

そして先ほど、俳優の斎藤洋介さんが
2度目の詐欺にひっかかってしまった

というニュースが流れたので、
引用させて頂きます。

 

昨年末のある日の夕方・・・

 

斎藤さんの妻のケータイに1本の電話

相手は、次男を名乗る男で
「オレだけど・・」

妻は非通知だったことに不審に思い、
電話口の次男と名乗る男に

「あなたのケータイじゃないよね!」
「どうしたの?」
(非通知に出なければ、この時点でセーフなのに・・・)

 

それに対して男は
「ケータイ落として無くした」と言う。
そこで電話が切れ、

その後、「新宿遺失物預かりのハシモト」
と名乗る男から電話があり、
公的機関の職員を思わせる役職の
その男と話すことでケータイ紛失問題が
ここで解決した。
(う~ん、手が込んでる)

すると、また次男と名乗る男から電話がくる。


「未成年の女性を妊娠させてしまった」
「慰謝料を払わないといけない」
「500万円貸して欲しい」

斎藤洋介さんは、
「500万円なんてお金、今すぐ用意できるわけないだろう」

 

と答えたという。
実は、もうこの時点で
斎藤さんは負けだそうです。
真面目に話を最後までしっかりと聞き、
会話に答える人は、かなり危ないそうです。

案の定、100万円に値下げされ、
500万円の時に固辞したのに、
まんまと騙されたのです。

妻と2人で銀行に行き、引き出す。

待ち合わせ場所は、都内私鉄の某駅。
そこから、待ち合わせ変更で公園へ移動。

代理人は、弁護士を名乗る〇〇法律事務所の××。

次男を装った男とずっと電話をしていて、
妻が名刺を要求すると、
電話を渡され、「時間が無いから早く!信じてよ」
と言った。そこでお金を渡したという。
(妊娠させて慰謝料払うのに、時間が無いのもおかしい)

 

完全に冷静さを
失っているのがよくわかります。

 

都内のオレオレ詐欺の被害者の77%が女性。
また60代以上が90%だそうです。

では皆さん!
どうしたら騙されずに済むのでしょうか?

まず、これを知っておくと良いです。
①9割で自宅の固定電話にかかってくる
②昼間にかかってくる
③携帯電話も固定電話も非通知や知らない番号
 の時は出ずに留守電に入るか確かめる
④警察官がカードを要求することはない
⑤必ず第三者がお金を受け取るしくみ

いざ、息子だと言われても、
声の違いなどには気付かないという
斎藤洋介さんの言葉もありましたが、
人は冷静さを失うと分からなくなるものです。

騙されたことがないので、
分からないのですが、
どうやら、本当にそのようですね。

手口も対応も巧妙で、
綿密に作戦が組まれているようです。

気を付けましょう!
なんて言っても無理なんでしょうが、
地道に被害にあった人が発信していくことも
重要だと思いますので、これからも情報発信
して参ります。

2025年には、5人に1人が認知症。
2033年には、3戸に1戸が空き家。
2040年には、5人に1人が高齢者。
(私も高齢者になってます)

やはりワードは、高齢者ですね。


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