社会問題を整理する社会整理士
増加する高齢者の孤立死や認知症患者、争続、詐欺被害の減少を誰よりも目指し、また廃棄物・ペット問題の増加に対しても目配り・気配り・心配り・手配りできる社会的課題に向き合っていく生活環境の専門家です。専門家といっても、認定試験や会費などはありません。なぜなら、このような問題に対し、ボランティアで活動されている人も世の中にはたくさんおられます。利益目的やボランティアに関わらず、可視化できていない活動の見える化が目的で、次世代につながる社会にしたい思いで創った団体だからです。
社会整理士は、社会問題に対して取り組んでおられることが条件です。
社会整理士と名乗って頂くことは、見える化できるので嬉しく思いますが、名乗らずとも、1人でも多くの人に出来ることで良いので行動に起こして欲しいと思っています。
目指すは、全人類が社会貢献者です。社会整理士が、次世代にバトンをつなぐことで、国の幸せにつながればと願っております。
社会整理士のメリット
- 社会整理士の肩書を名刺等に記載でき、社会貢献者としての見える化が図れる
- 認定講座や試験、月会費、年会費はありません。
社会整理士の資格条件
「すべての人が何か1つ社会に貢献して欲しい。」
「世の中を支えている社会貢献者を見える化したい」
という思いで作った慈善活動なので、資格取得にあたり、特別な認定試験や面接などはございません。
また年間費や月会費もございませんが、会の目的に賛同し、6つのストップのいずれかに関する倫理的価値のある活動を行っていることが条件となります。
● 注意事項
倫理的(人として守り行うべき道、道徳・モラル)に反する方は社会整理士と名乗れません。
孤立死・孤独死という言葉には定義が無いと言われていますが、当会では孤立死を「腐敗状態で見つからる死」「3日以上見つけてもらえない死」と定義づけしております。3日以上としているのは、夏場は3日目から腐敗臭がすることがあるためです。
そして、ご遺品整理や特殊清掃を実務で行っている当会の運営会社である美鈴環境サービスでは、「孤立死は世の中から無くなって欲しい。1人でも減らしたい」と社員一同心から願っています。
玄関前で泣き崩れ、扉を開けることが出来ない、丁寧に整理したくても出来ない、復旧作業が高額になる、借金があったのかも分からないので、相続放棄を決断、親の孤立死姿を見たらメガトン級のトラウマになり、一生背負っていかなければいけない。「なぜ近くに住みながら見つけられなかったのだ」と責められる長男、反対に「責められる方がマシ。見つけた方がつらい」という長女、財布と金銭価値のあるモノだけを取って、「あとはすべて処分してください」という家族をたくさん見てきました。
「私たちと同じ想いをされる方を一人でも無くしてください」
と泣きながら委ねられることもありました。
子どものために、孫のために遺していた形見・モノ・想い出がすべてゴミと変わります。リサイクル品としても中々出すことも出来ず、無料で引き取ってくれる方も少ないのです。
孤立死は、近隣の通報によって発見されることも少なくはありません。アパートなどの場合、両隣にお住まいの方は、ご実家に帰られたり、引っ越しされたりということもあります。ホテルの宿泊費を請求されることもあります。
しかし、おひとり様の発見は「音信不通による発見」が最も多いのです。
だから、希望があると当会は考えております。
孤立は否定しません。しかし、孤立死は何一つ良いことがありません。
このストップ孤立死を同志とともに考えていきたいと思います。
「重度の」というのは、当協会では「ランク2aの」を表しており、物事の判断が出来なくなった状態をいいます。家財の仕分け整理をする場合、必要か否かの判断が出来なくなったら、家族や専門業者に委ねることとなります。生前整理の良いところは、本人の声を聞きながら出来るところなのに、それが出来なくなるのです。これは、もはや亡くなった後のご遺品整理と同じようなものと考えても良いのではないでしょうか。
これも前述の孤立死と同様に悲しいことであります。
そして、重度の認知症になると、おひとり様の場合は、ゴミ屋敷になる可能性もあります。お片付けする力が無くなってくると、待っているのはケガや病気、孤立死です。当協会は、生前にモノ・相続・介護の問題に取り組むことで心の整理ができ、生きる活力が生まれ、当会の掲げるストップ対策になると考えています。高齢者が、格好よく年をとって頂くお手伝いをして参りたいと思います。生前対策は、日々の取り組みですから、認知症対策に少しは背中を押せるのではないかと考えます。
2017年に特殊詐欺で騙された方々の総額が約356億円。もはや1人1億円近くになろうとしています。折角、生前に資金準備しても、突然盗難に合う時代になったのです。さらにアポ電強盗のように命の心配もしなくてはならなくなりました。民生委員の方も老々支援になります。社会福祉協議会の職員さんも若い世代が入ってきません。すると、生前整理や遺品整理の需要が増えると、孤立死(ペットも含む)そして、詐欺被害も増加してまいります。空き家の家財整理に行くと、外の物置が荒らされていたり、家の中(特に仏壇まわり)が散乱していたりすることがあります。
また、独居老人を狙って、高額商品やサービスを売りつけたり、逆に不用品を買取り権利証やカードを狙ったり、警察官や士業を装い詐取するなどが多発しています。
女性の一人暮らしは注意が必要です。といっても、防ぐためには、コミュニケーションを取るなど第3者の協力が必要不可欠となりますので、その対策に担える活動をして参りたいと思います。
遺品整理の需要が高まるにつれて、並行して起こるゴミの問題。前述に述べたように、重度の孤立死や認知症に深く関わるゴミ屋敷などが増えると、自動的にゴミの問題も浮上します。
日本は島国です。国土が広い国のように埋め立てが出来ないため、燃やすことがこの先さらに増加します。ダイオキシン排出量は世界的にみて、現状でも断トツでトップに位置するので、減らす努力は必須となるのです。
ゴミを減らすための具体的な方針に、5R(リフューズ:断る、リペア:修理、リデュース:減らす、リユース:再利用、リサイクル:資源再利用)というものがあります。お片付けにおいても困る家財、タンスなどの大型家具は、購入時は何十万もしたのに売れても少額ですし、リペア・リユースする人も少なく、ゴミとして出している方も少なくはありません。そして、持ち主だけではなく、自然環境や国民にも迷惑をかける不法投棄は、絶対に無くさないといけません。
私たちは、生きている限りゴミを出しますが、1人1人の取り組みはわずかな事でも、意識する人が増えることによって新たな取り組みも生まれることと考えています。
近年、ワンちゃん猫ちゃんの殺処分数は減少していますが、返還・譲渡数は増加しております。
最後まで、家族の一員として飼えるように考えていかないと、うちの子の幸せはありません。
そして、うちの子の幸せは、まず飼い主が幸せであることが条件だといえます。そのためには、生前対策は欠かせません。うちの子が幸せに過ごせるために考えてくれる方々を1人でも多く育成していきたいと考えております。
相続というのは、相続税とは別に、亡くなった方の想いを受け継ぐといった誰もが経験することであります。現金であれば分けることが可能ですが、価値のある絵画や骨董品、形見の高級時計をケーキのように数等分にすることが出来ますでしょうか?最ももめる原因になるのが、ほぼ不動産しか財産が無い場合です。不動産はもらった者は必ずしも幸せになるかというとそうではありません。負不動産になる可能性もあるのです。相続対策とは、相続税対策・納税資金対策・遺産分割対策とありますが、もう1つSTOP争続にとって大切なものがあります。それが笑顔相続対策です。家族がもめないために、1人でも笑顔になれるように想いの部分での生前対策は最重要なのです。皆さんご存じのように、生前対策をしておかないと、次世代にスムーズなバトンタッチは出来ません。家族がお金で争い続ける姿は、本当に惨めなものです。そんな争いが1件でも無くなるようにしたいです。
社会整理士の活動例
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孤立死問題にストップ
- メディア等を活用し、孤立死予防に係る活動に取り組んでいる
- 地域密着で見守りサービス等の活動に取り組んでいる
- 孤立死予防のためのセミナーや情報提供に取り組んでいる
- SNS等を使って独居の方と孤立死を防ぐ活動に取り組んでいる
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ストップ認知症患者の増加
- 認知症予防・早期発見に関する活動に取り組んでいる
(食習慣・運動習慣・対人接触・知的行動・睡眠習慣) - 介護関連の相談・実務の経験且つ認知症予防に係る発信に取り組んでいる
- 認知症予防・早期発見に関する活動に取り組んでいる
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高齢者を狙った詐欺や悪徳業者を撲滅
- 防犯対策に係るセミナーや情報提供、それに関連する活動に取り組んでいる
- 振り込め詐欺対策やその他なりすまし詐欺に関する情報提供に取り組んでいる
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ゴミ問題への対策
- ゴミの削減につながる商品開発やサービスに取り組んでいる
- リユース(再利用)を主に分別に取り組んでいる
- ゴミ拾い活動に取り組んでいる
- 生前整理に取り組んでいる
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うちの子(ペット)問題
- うちの子に対する生前対策に係るサービス提供に取り組んでいる
- うちの子の将来について取り組んでいる
- うちの子の殺処分や返還問題に対して取り組んでいる
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相続時の争続問題
- 相続時にもめない対策をお客様のために心から提案している
- 生前対策の普及活動に心から取り組んでいる
- 営利目的ではなく、笑顔相続のために取り組んでいる
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次世代への発信
- 子ども達に対し、現状の社会問題の情報発信に取り組んでいる
- 「次世代を担う子ども達のために」価値ある情報発信に取り組んでいる
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社会整理士育成協会のために
- 社会整理士のためのコミュニティつくりに取り組んでいる
社会整理士資格の取り消し
- 2名以上の社会整理士若しくは、事務局から相応しくないという意見が出た時、それを承認した場合
- コンプライアンス・法令遵守・倫理観を損なう者
- SNS等で他の団体を批判する者