遠のく認知症治療薬

【ショートコラム】
新小学1年生の就きたい職業で、
ケーキ屋さん・パン屋さんが人気あることに
驚いている社会整理士育成協会の鈴木です。

クラレ調べで、
女の子は、21年連続という不動の1位なのですが、
男の子も昨年9位から7位と浮上しているのです。
甘い・美味しい・可愛いのキーワードから来る
ものと思われるのですが、実はこのワードは、
お仕事をする上で非常に大切なことなのです。

子どもたちが、
どんな職業に就かれるかは分かりませんが、
この気持ちは忘れないで欲しいですね。

【メインコラム】
アルツハイマー型認知症の新薬実現が
遠のいております。

エーザイは新薬候補「アデュカヌマブ」の
国際臨床試験(治験)を中止すると
発表されました。(2019年3月21日)

他の新薬候補に望みをつなぐも、
見通しは暗いような気がします。
なぜかと言うと、
認知症の進行を抑える薬の開発は、
負の側面もあるからです。
暴力性などの副作用が挙げられています。

そして、認知症治療薬で分かっているのが、
下痢や吐き気など消化器系の副作用が
みられることです。
さらに、高齢者は複数の薬を同時に
服用することが多いのです。
薬局で薬を受け取る75歳以上の人の
25%が7種類以上を服用しており、
併用すると、幻覚やめまいが
起こるといわれています。

そして、その対策は非常に難しく、
服用する薬の種類と使用状況の把握は
かなり困難で、大きな課題となっています。

というわけで、
開発も進行しなくてはいけませんが、
まずは、服用薬の種類・使用状況の把握や
適切な服用を知ること。
そして、かかりうけ医を付けることといった
さまざまな壁を乗り越えないと達成することが
難しいので、まだまだ時間がかかることと思います。

というか、服用する薬よりも、
軽度の運動や脳の体操・楽しい時間を
取り入れた私生活を過ごす方が、
よっぽど薬になるような気がします。

そして当会では、笑顔で終活するために、
お客様の生前サポートしてくださる
社会整理士さんを育成することで、
この問題の背中を押せる存在になれると
思います。


認知症対策について

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