厚生労働省の報告書に沿って考えよう1

皆さん、こんにちは。
社会整理士育成協会の鈴木です。


今日のYouTube動画では、

ストップ孤立死part.48
厚生労働省の報告書に沿って考えよう

高齢者が1人でも安心して
暮らせるコミュニティづくり その1


についてやっていきたいと思います。
今回より、厚生労働省が平成20年
(今からもう13年前)に作成した
報告書を皆さまにお伝えしていきたいと思います。


この報告書には、冒頭にこのような記載があります。

「孤立」した生活が一般的となっていく中で、悲惨な「孤立死」を防止するためには、人と人とのつながりをもった温かいコミュニティを目指し、高齢者を含めて地域を構成するすべての人が、様々なネットワークを通じて、コミュニティを活性化していくことが必要になります。

今後、単身高齢者や高齢者夫婦のみの世帯の増加(2015年には世帯主65歳以上世帯の64%超)が予測され、「孤立死」は誰でも起こる可能性がある事柄になると思われます。この報告書が、単身の高齢者の方も含め、地域の皆さんや自治体の方々などに「孤立死」を考えていただく契機となれば幸いです。  


と書かれています。

実際の、2015年のデータは、
単独が32.6%・夫婦のみが32.7%で
合計65.3%と予想どおり、
少し上回っているくらいでした。

そして、2020年では、
単独が34%・夫婦のみが32.6%で66.6%

2030年には、
単独が37.4%・夫婦のみが31.5%で68.9%

2040年になると
単独が40%・夫婦のみが30.6%で70.6%

という数字になると予想されています。
(国立社会保障・人口問題研究所さまのデータです)


では、報告書の事例に入りたいと思います。

1.深刻化し、増え続ける「孤立死」

(1)孤立死の最近の事例について

ア 団地での事例-3年発見されなかった―

(1)2001年春、59歳男性の
 白骨遺体が発見された。

男性は死後3年が経過しており、
台所の板の間で亡くなっていた。
男性が住んでいた家は、
電気がついたままで、
電気メーターも回っていたので、
近所の人もずっと生活している
ものと思っていたが、
家賃の督促に訪れた者によって
男性の遺体が発見された。

また、男性は離婚して
独り暮らしであり、
子供や兄弟ともいっさい
連絡を絶っていた。



この報告書で、
団地で3年間家賃の滞納、
電気がつけっぱなし、
近隣が腐敗臭に気づかないと
少々疑問点がある報告書ですが、
(団地の場合、台所は意外と玄関に近いはず)


・身内と一切、連絡が途絶えていた
・近所とのコミュニケーションが取れていない


というところに尽きると思い、

やっぱり温かい
コミュニケーションつくりは
絶対に必要なことだなぁと思いました。

この先も事例に沿って
考えていきたいと思いますが、
コミュニケーション不足によって
起こってしまうのは、
全てに当てはまることだと思います。

1つ1つの事例で
考えさせられることがありますので、
動画でお伝えしていきたいと思います。


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