敬遠か勝負か?重度の孤独死問題

この3日間で実務経験が
モノを言うことを改めて感じた
社会整理士育成協会の鈴木です。

私は、何度もお話していますが、

”重度の孤独死を無くしたい”

のです。しかし、こんなお話があります。
私は、時々講師としてもお仕事するのですが、
この 重度の孤独死 というジャンルは、
出来れば、お話するのは避けて欲しいと!

死に対して、過剰に恐くなったり、
経験者がフラッシュバックのように
蘇る方がおられるからです。
ですから敬遠されます。

しかし、中には

「現実なのだから、目を背けてはいけないと思う」
「だから生前対策しないといけない」
「見つけてもらえない孤独死は嫌だから」

とおっしゃる方がおられます。
私にとっては、救いのお言葉でございます。
でも、身寄りがいない・家族が遠方・疎遠の
場合のおひとり様は、正直自分の結末のように
思えて恐いのです。

そして、この最後の
「見つけてもらえない孤独死は嫌だから」

これは、皆さんそうではないでしょうか?
こんな最期を望んでいられる方は
おられないのではないでしょうか?

ちゃんと成仏したいですものね。

そして、
見つけてもらえない孤独死の結末に、
メリットはあると思いますか?

私は無いと思うのです!

もし病気に苦しむことなく、
元気に長生きし、
最後は誰にも迷惑かけずにコロリと逝く
ピンピンコロリがメリットとお応えされる方
がおられたら、ちょっと考えてみてください!

孤独死でピンピンコロリ(PPK)の場合、
家族に介護の負担をかけずに逝けますが、
実はこれかなり厳しい現実が待っています。

確かに、家族が燃え尽きていく介護問題は
非常に辛いものですが、重度の孤独死の場合は、

①家族が、目撃したら
 トラウマになることもある。

②玄関のドアを開けられず、
 その場で泣き崩れることが起こる。

③大切なモノや想い出があるモノも
 ゴミになる可能性も高くなる。

④相続放棄が待ってることもある。

⑤棺桶が開けられない葬儀を向かる。

⑥お部屋の復旧作業に高額を要する。
(税金で復旧する場合もあり)

⑥近隣に迷惑をかける。

などが挙げられます。

でも、おかたづけの場合。
認知症を患っておられても、高齢者でも
ちょっとはお話することができますよね?

入院しても判断能力があれば、
資産のこと、想いを遺したい事やモノも
聞く事ができますよね。

でも、孤独死は当然それらができなくなります。

まず、かかりつけ医がいないと
救急車を呼んでも病院に行くことはなく、
まず警察がやって来て、家宅捜索がスタートします。
検死がはじまり、その後にやっと孤独死だったと
判断されます。

注意点は、
真っ先に救急車を呼んではいけないことです。
まずはかかりつけ医に連絡するようにします。

そして、資産が消える可能性があります。
家族が家探しをして、
大金や高価なモノを盗ってしまうのです。

防止策には、生前に兄弟家族が
コミュニケーションを取ることと、
しっかりと専門家を入れて、
モノの生前整理を行うことです。

しかも、おかたづけと同時進行で
エンディングノートの活用が必須だと思います。
なぜなら、すんなりと何かノートに書けるから
いつまでたってもノートが新品のままと
いうことが無くなるからです。

そして、大金や高額なモノがある場合は、
元気なうちに公正証書遺言書の作成が必要です。

というわけで、
重度の孤独死は、
何一つ良い点が見つからないので、
現実に目を背けずに、
真剣に取り組んで欲しいなあと思います。

そして個々に、
取り入れることが出来そうな対策案は、
現時点の情報ではありますが、提供して参ります。


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